脱プラスチックに取り組む飲料メーカーが、紙を使った容器の飲料水を発売しました。室戸沖の海洋深層水が使われています。
高知県庁を訪れたのは飲料メーカーの伊藤園と、海洋深層水を取り扱う赤穂化成(あこうかせい)です。

海洋汚染や地球温暖化問題で、世界的に脱プラスチックの取り組みが注目される中、伊藤園は、ホテルなどを顧客とする紙製の容器の飲料水を発売。一部に室戸沖の海洋深層水を使っています。伊藤園によりますと、海外観光客の中では、こうした、環境配慮型の商品のニーズが高まっているということで、シェアの拡大が期待されます。

(伊藤園 業務用営業推進部 須藤剛敏 部長)
「ペットボトルよりもアルミ缶、アルミ缶よりも紙というところで、(海外の観光客に)いちばん手に取ってもらいやすい紙の商品。こちらを開発することによって、ホテル業界での伊藤園のシェアを上げたいと思いまして、まずはホテル業界に絞って注力をしている状況です」

売り上げの一部は、海藻などのブルーカーボン生態系の保全に使われるということです。















