2025年から変わるパスポート発給期間 はやめの更新を
実は2025年3月からパスポートが変わる。顔写真のページが個人情報が含まれるICチップ入りのプラスチック製のページと一体化することで偽造されにくいものになるのだという。これに伴い、パスポートの申請から受取までの日数が長くなる。今は申請から受取まで最長1週間ほどだが、来年の3月以降、在外公館で申請する場合はパスポートが手元に届くまでに2〜3週間かかるようになるという。
その理由は「作成拠点の集約」。いままで各都道府県や在外公館でパスポートは印刷されていたが、来年から国立印刷局のみの印刷に集約するのだという。なぜ作成拠点を集約するのか外務省に問い合わせると、旅券の国際的な基準をつくるICAO(国際民間航空機関)がパスポートの偽造対策を強化するため、各国にパスポートをつくる拠点を1、2か所に集約するように呼びかけていて、今回それに合わせて変更を決めたという。
これまで世界中の国々を訪れ、旅好きを自称していた私であるが、まさかパスポートにこんな落とし穴があるとは思ってもみなかった。これから旅をしようとしているみなさん。
・査証の空白ページが見開き3ページ以上あること
・有効期限が6か月以上残っていること
これらの条件を満たしているか、出かける前に十分確認してほしい。私のように出発間際、空港で冷や汗をかくことにならないためにも。
JNN北京支局 室谷陽太














