福岡県の小・中学生の間で“思考や判断の学力”の地域格差が広がっていることが明らかになりました。福岡県が発表した学力調査によると、福岡地区と筑豊地区の平均正答率は10ポイントほど開いています。
◆小5~中1、2年が対象
この学力調査は福岡県教育委員会が小学5年生と中学1、2年生を対象に今年6月に実施したものです。科目は国語と算数・数学の2つで「知能・技能」と「思考・判断・表現」に関する問題がそれぞれ出されました。
◆「福岡」「筑豊」の差が顕著に
各学年とも「思考・判断・表現」の学力について地域の差が大きく開く結果となり、小学5年生の国語は福岡地区の平均正答率が59.2%だったのに対し、筑豊地区は50.9%でした。中学2年生の数学は福岡地区の平均正答率が41.5%だったのに対し、筑豊地区は30.8%と10ポイント以上開いています。
教育委員会は「地域間の格差は大きな課題の一つになっているので、解消していきたい」と話しています。
注目の記事
国立大学准教授の「二つの顔」違法風俗店の経営に関与 不倫相手の女性を “しもべ” 扱い「奴隷契約」か 富山

新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット「嘘だと思われる」ユーチューバーへの取材で見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは









