寒河江市の小学校では、きょう地元の牛を使った給食が提供され、子どもたちが生産者や食へ感謝の気持ちを強くしていました。

藤井響樹アナウンサー「きょうの給食は、この時期にぴったりの芋煮です。ただこの芋煮、使われている牛肉がいつもとは一味違った特別な牛肉なんです」



きょう寒河江市内の給食で提供されたのは、地元の牛「幸生牛(さちうぎゅう)」を使った芋煮です。



幸生牛は、寒暖差が大きく牛の肉が引き締まる幸生地区で育てられた、子どもを産んだことのないメスの牛のみのブランド牛です。



今年6月から本格的な出荷が始まった幸生牛をより多くの人に知ってもらおうと、販売する山形ミートランドが、市内すべての小・中学校と市立保育所に肉を提供しました。

寒河江中部小学校では、児童たちが芋煮を楽しみながら、幸生地区とそこで育てられた幸生牛について校内放送で説明をうけていました。

児童「家の100倍うまかった」



児童「めちゃくちゃおいしかったです。牛肉が苦手で食べられないからほかの肉を入れてもらっていたけど、初めて牛肉がおいしいと感じた」



児童「おうちで食べるときは何も考えずに食べちゃうけど、あんまり食べないお肉だから、いろいろ考えて食べることができて、よりおいしく感じた」



児童「こんなにおいしい食べ物を育ててくれる人が他にもたくさんいるから、食べ物を食べるときには、もっといつもより感謝をして食べていきたいなと思う」



山形ミートランド 大沼由依 取締役「心を込めて・愛情込めて育てたスタッフの思いが子どもたちに伝わったのは、すごく嬉しいと感じる。明るい地区、未来に繋げられるような1つのきっかけになればいいと思う」