来年春のセンバツにつながる秋の高校野球東北大会の準々決勝が15日、福島県いわき市のヨークいわきスタジアムで行われ、福島第1代表の聖光学院は、宮城第1代表の仙台育英に3-2で逆転勝ちし、ベスト4進出を決めました。
聖光の先発は、サウスポーの大嶋。試合が動いたのは2回、仙台育英は4番の川尻がセンターオーバーの3ベース。このランナーをスクイズで返し、仙台育英が先制します。
その後は投手戦となりますが、5回ウラ、仙台育英の1年生・井須(いす)が突然制球を乱します。聖光学院は2つのフォアボールとヒットで2アウト満塁のチャンス。ここで2番の猪俣がフォアボールを選び、押し出しで同点!さらに、続く3番の菊地。デッドボールで連続の押し出し、聖光が逆転に成功します!
聖光学院は8回にも、相手のミスを誘い、1点を加えて3対1とリードを広げます。
聖光学院は最終回に1点を返されますが、粘りの野球で仙台育英を破り、2年ぶりのベスト4進出!来年春のセンバツ出場へ大きく前進しました。
育英 010 000 001 2
聖光 000 020 01× 3
先発で好投した聖光学院・大嶋哲平投手(2年)「きょうの試合は無になることがテーマで、何も考えないでとにかく攻めるだけという覚悟を決めて試合に入った。自分たちが目指している神宮大会に向けて、一戦一戦目の前の試合をみんなで全力で戦っていきたいと思う」
春のセンバツ東北地区の出場枠は3枠で、準決勝に進んだ4校から選ばれる可能性が高いとみられます。聖光学院は18日(金)に、準決勝で山形第3代表の山形中央と対戦します。














