15日に公示される衆議院選挙の福島3区に自民党の前職 上杉謙太郎氏(49)が無所属で立候補することを表明しました。

福島3区をめぐっては自民党の前職 菅家一郎氏(69)が裏金問題を受けて無所属で立候補する予定でしたが12日、出馬を断念することを明らかにしていました。

一夜明けた13日、上杉氏は午前11時から福島市の自民党福島県連で会見を開き、福島3区に無所属で立候補することを表明しました。上杉氏は「3区に責任持つ者として熟慮重ねて出馬を決めた。直接お詫びをしながら、有権者の皆様の審判を仰ぎたい。」と話しています。
自民党福島県連は無所属ながら支援する方針です。

今回の選挙で3区になる白河市出身の上杉氏は当初、比例単独で自民公認候補として出馬予定でしたが、いわゆる裏金問題で自民党本部が比例名簿の登載を保留し11日、比例での立候補を辞退していました。しかし12日の菅家氏の出馬断念を受けて、一転して福島3区から無所属で立候補することを表明しました。

3区には立憲民主党の前職 小熊慎司氏(56)と、共産党の新人 唐橋則男氏(63)が立候補を表明しています。