ASEAN=東南アジア諸国連合と中国が首脳会議を開き、領有権争いが激化する南シナ海情勢をめぐって、紛争を回避するための議論を急ぐ認識で一致したものの、当事国の主張は平行線をたどりました。
ASEANの首脳らと中国の李強首相はラオスで10日、経済協力や南シナ海情勢を中心に意見を交わしました。
ASEAN外交筋によりますと、中国との対立を深めているフィリピンのマルコス大統領は「依然として嫌がらせなどを受け続けている」と述べ、中国による威圧的な行動を非難しました。そのうえで、紛争を回避するための行動規範の策定に向けた議論を急ぐべきだと主張したということです。
一方、李強首相は行動規範の交渉を加速させる考えを示したものの、中国外務省の報道官は「領土主権と海洋権益を断固として守る」と改めて強調するなど従来の立場を崩しておらず、当事国の主張は平行線をたどっています。
注目の記事
【独自】八丈島・土石流被害の教職員住宅は「土砂災害特別警戒区域」指定も都は入居者に説明せず 2度の改修要求も工事は行われず「ちょっと間違えば死んでいた」 台風22号・23号

20歳の娘は同級生に強姦され、殺害された…「顔が紫色になって、そこで眠っていました」 女子高専生殺害事件 母親が語ったこと【前編】

「ChatGPTと結婚しました」AIからプロポーズされ結婚式を挙げた女性(32)「相談していたら親身になってくれた」一方で葛藤も…【岡山】

誘導された避難先で“土石流直撃”「指定の避難所と別の場所に誘導」台風被害の八丈島 約3週間後も断水続く

「タバコがクマ対策に使える?」「大声を出すことは有効?」クマによる人的被害を防ぐ基本のQ&A 正しく知って無駄な衝突をしないために

デマと誹謗中傷飛び交った宮城県知事選「悪行14選」拡散した男性は? 誤情報でかすんだ政策論争【報道特集】









