石破総理は初めての日中首脳会談に臨みます。中国側はどのような姿勢で石破総理と向き合うのでしょうか。
中国側としては石破新内閣を歓迎し、安定的な関係を築きたい意向ですが、両国の間に横たわる課題をどう解決していくのかが問われる会談となると思います。
このところ、日中両国の間では懸案となっている日本産水産物の輸入停止措置の解除に向けた取り組みが始まるなど、対話を重ね、問題を少しずつ解決しようという機運が高まっています。
中国としては、次のアメリカの大統領が決まる前に日本との関係をできるだけ安定させることで、対米外交に集中したい狙いがあるものとみられます。
こうした中、大きな課題となっているのが、中国・深セン市で日本人学校に通う男子児童が死亡した事件です。
子どもの命が失われるという絶対にあってはならない事件に対し、中国政府はいまだ事件の動機や再発防止策について何も説明しておらず、日本側の不信感を買っています。
また、中国軍機の領空侵犯など軍事的緊張が高まる事案も発生しており、中国として日本との関係を安定させたいのか、そうではないのか、異なるメッセージを発しているのが現状です。
まずは、この後行われる初めての首脳会談で、日中双方がどのような発言をするのかに注目されます。
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