子どもたちに、税の必要性や大切さを考えてもらおうと講師役の高校生が小学生に税金の仕組みなどを教える「租税教室」がきょう山形市の小学校で開かれました。

この授業は、子どもたちに、税の意義や役割を学び理解を深めてもらおうと、山形税務署が開いたものです。

きょうは山形税務署でインターンシップを行っている上山明新館高校の2年生2人が講師となり蔵王第一小学校の6年生55人に特別授業を開きました。

高校生は、税は消費税、所得税、法人税などおよそ50種類あることや学校の机やいす、教科書など公共施設の設備やサービスが税によって賄われていることなどを
クイズ形式で説明。

小学生に向け税金がどんなところに使われているのか、興味を持ってほしいと話しました。



児童「やっぱり税金がないと世界がゴミだらけとかになって、お金もたくさんかかってしまうので、税金はこの世から欠かせない大事なものだと思いました」

児童「タバコとかにも税金がかかっていることを初めて知ってびっくりしました。50種類くらい税金がかかっていることを家族みんなに教えたい。特に弟に教えたいです」



児童「税が大切ということがわかったので、税に関わる仕事もしてみたいなと思いました」

講師役を務めた2人は、税務署で学ぶうちに、さらに税の知識を深めたといいます。

高校生「パネルとか、黒板に実際に数字とか書いたりして、目で見てわかりやすいように(工夫)した。質問とかにも元気よく返してくれたのですごいスムーズに進められてよかった」

高校生「税金についての関心を持ってもらって選挙などに積極的に参加してもらえると今後の日本のためにもなるのかなと思いました」

児童たちも高校生も「税」について考える良いきっかけになったようでした。