9月9日は「重陽の節句」です。「筑前の小京都」と呼ばれる福岡県朝倉市秋月地区で、虫干しを兼ねて季節外れのひな人形がお披露目されています。
朝倉市秋月地区では、9日午前10時ごろから市や観光協会の職員が、ひな人形約600体を秋月城跡「長屋門」前の石段に並べていきました。これは、人形を長持ちさせるために虫干しを兼ねて秋に飾る「後の雛」という風習にちなんだもので、朝倉市と観光協会が2016年に始めました。
3月3日の桃の節句にあわせた「古都秋月雛めぐり」は、新型コロナの影響で去年は中止となりましたが、虫干しは、毎年実施して春に備えています。
写真撮影に訪れた男性「春と秋は周りの風景が違うから、新鮮」
ひな人形は9日午後3時ごろまで展示される予定で、「雛めぐり」は来年2月中旬に始まる予定です。
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