物価高騰などで運営に苦慮する仙台市内の子ども食堂を支援します。地域社会への奉仕活動に取り組む団体が子ども食堂の運営団体にコメ5トンを寄贈しました。
子ども食堂に県産ひとめぼれの環境保全米を寄贈したのは、社会奉仕団体の「仙台ロータリークラブ」です。

8日は、安曇謙三会長から「宮城野子ども食堂」の代表者に目録が送られました。寄贈されるコメは5トンで1食あたり180グラムの計算でおよそ2万8000食分にあたります。今後、市の社会福祉協議会を通じ市内にある子ども食堂79か所に配られ、子ども達に提供されます。
仙台ロータリークラブ 安曇謙三会長:
「将来を担う子どもたちが、お腹いっぱい食事ができて、そして、元気で笑顔になっていただけたら、私たちは幸せだなと」

宮城野子ども食堂 高橋悦子さん:
「最近は、コメが買えない、コメが高くてびっくりして戻ってきたとか、そういう声がたくさん寄せられている。30キロのコメをもらった時には、小袋にして分けて30以上の家庭に配るそういう形で配布して、家でもご飯食べてという風にしていきたい」

仙台ロータリークラブは、子ども食堂への支援の輪が広がるように今後もサポートしていきたいと話していました。

寄贈されたコメは市内の子ども食堂で提供されるご飯の1年分に相当するそうです。コメの価格高騰は続いているので、運営団体にとってはありがたい寄付ではないでしょうか。