宮城を代表する冬の味覚カキ、ようやく出荷日が決まりました。
宮城県漁協は、海水温の上昇で成育が遅れていた生食用カキの今シーズンの出荷を10月28日とすることを決めました。

石巻市の検査会場には7日、県内39カ所からカキのむき身のサンプルが次々と運び込まれました。
その後、漁協の担当者が身の大きさなどを調べていきました。
その結果、成育は徐々に回復しているとして、今シーズンの出荷を10月28日にスタートさせることを決めました。

仲買人:
「少し小さめだけど身が入っているから大丈夫」
「待った甲斐がある」

県漁協かき部会・阿部輝喜部会長:
「食べてくれる人たちに喜んでもらう身入りの状態で、県内外に出荷したいという生産者サイドの思いがある。これが宮城のカキだと喜んでもらえるようなカキになってくれることを願っている」

県の指針では、県内産の生食用カキの出荷は9月29日と定められていますが、海水温が高い影響で成育が遅れ品質検査も7日にずれ込みました。
去年の出荷も、指針より1か月遅い10月30日でした。