コンサート中に大地震が起きたことを想定した避難訓練が仙台市内のホールで行われ、参加者がいざという時の対応を確認しました。

泉区のイズミティ21で行われた仙台市消防音楽隊のコンサート。
訓練は観客およそ250人が演奏に聞き入る中、震度5強の地震が発生したとの想定で行われました。

訓練アナウンス:
「ただいま地震が発生しています。身の安全を確保してください」

館内が停電となり、観客は職員の指示に従い、低い姿勢を取って安全を確保しました。
その後、速やかに建物の外に避難しました。

参加者:
「初めてだからピンと来なかったが、やはり日頃こうして訓練をすると良い経験になる」
「普段は何があるか分からないので、ためになった」
仙台市市民文化事業団管理運営課・佐藤剛彦主任:
「催しの本番が行われている環境で防災訓練を行うことができる、施設としても貴重な機会。これを災害対策のマニュアルの実地検証の役目も果たしたい」

訓練の後はコンサートが再開され観客は演奏を楽しんでいました。

イズミティ21では今後も同様の訓練をして、災害対応にいかしていきたいとしています。