食欲の秋です。きのう(6日)、真庭市の蒜山高原で小学生を対象にしたジンギスカンの大食い大会が開かれました。子どもたちの熱き戦い…その勝負の行方は?

「朝ごはんはバナナだけです」「優勝したいです」

蒜山高原の名物「ジンギスカン」のおいしさを子どもたちに知ってもらいたいと毎年、ヒルゼン高原センターで開かれている、知る人ぞ知る人気イベントです。

(秋庭貴泰記者)
「胃袋の大きさなら誰にも負けない子どもたちのガチンコバトルが始まります」

高学年・男子の部には6人のフードファイターがエントリー。制限時間10分間で、皿に盛られたラム肉35グラムキャベツ15グラムをどれだけ多く食べられるかを競います。

「スタート」

ものすごい勢いで肉をほおばる子どもたち。次々と皿が積み上げられていきます。

「お兄ちゃんがんばれ」

おとな顔負けの食べっぷり。しかし、徐々に、表情に変化が…満腹感とあごの疲れが襲いかかります。

「4枚目を食べ終わりました5枚目突入です」

3分が経過した時点で、トップは去年エントリー時間に間に合わず出場できなかったという、瀬戸内市の安東優希くん。念願の初出場を果たした喜びを噛みしめるかのように平らげていきます。

その安東くんの後を追うのが鳥取県から参戦した石破悠真くんです。安東くんが皿を積み上げればすぐさま石破君も。両者一歩も譲らない熱い戦い。果たして勝利の女神が微笑むのは…

「54321終了~」

皿の枚数は両者ともに12枚。勝負は食べ残した皿の重量審査へともつれ込みました。まずは石破くんの皿をはかります

「791グラム」

これよりも軽ければ安東くんの勝利ですが…

「何グラム」「743g」「同率12枚でしたが(安東)優希くんの優勝になります」

各部門の優勝者には賞状と1万円分の商品券がおくられました。

(安東優希くん)
「とてもうれしいです(ジンギスカンは)おいしかったけど勝つことに集中しました」

(石破悠真くん)
「悔しかったけど仕方がないかなという感じ」「いい勝負ができましたか?」「うんとてもよかったと思う」

さわやかな高原の風を感じながら、熱い戦いと食欲の秋を満喫した子どもたちでした。