山梨県甲斐市の貸衣装業、友禅丸章がおよそ10億円の負債を抱え、裁判所に自己破産を申請しました。

結婚式の減少や成人式の中止など新型コロナの感染拡大が影響しました。


帝国データバンクによりますと友禅丸章は、高級婚礼衣装や和服を全国の結婚式場などにレンタルし、最盛期には年間収入15億円を計上していました。

しかし、少子化などで結婚式が減少。新型コロナの感染拡大で成人式や卒業式が中止になるなど貸衣装の需要がさらに落ち込みました。


このため、2022年5月期の年収見込みはおよそ2億円にとどまり、事業の継続を断念して甲府地裁に自己破産を申請しました。


負債総額はおよそ10億円で、新型コロナの影響による経営破綻は県内14件目となります。