高知市のショッピングモールで、南海トラフ地震に備えた訓練が行われました。
(館内放送)
「緊急地震速報を受信しました。強い揺れが来ます。身の安全を確保してください」

イオンモール高知では年に2回、南海トラフ地震に備える訓練を行っていて、今回は、関係者や専門店の従業員らおよそ200人が参加しました。高知沖を震源とする震度7の地震が発生し、大津波警報が発表されたという想定です。
最大クラスの南海トラフ地震でイオンモール高知周辺は、津波による2m未満の浸水が想定されています。参加者たちは4階より高い駐車場にそれぞれ避難。大勢の人が訪れることもあり、店舗側として避難誘導の必要性を感じた参加者もいました。
(参加者は)
「実際はお客様がいるので、このようにスムーズに上がってくるということはできないのではないかと。もうちょっと臨場感、リアルな避難訓練をできたらなと」
また今回は、南海トラフ地震臨時情報の発表も訓練内容に盛り込みました。

「臨時情報が発表されました。後発地震に注意してください」
(イオン 忌部守人 総務部長)
「(8月8日に臨時情報が発表されたときは)臨時情報の意味ですとか、臨時情報が発表されたときに、どういうふうにしなきゃいけないのかということを、なかなか従業員・お客様を含めて、周知が少し不足していたと感じていましたので、今回それをどういうふうに周知をしていくことができるのかというのを、なるべく訓練に入れるように計画しました」
イオンモール高知では、今後も南海トラフ地震臨時情報の周知を図りながら、訓練を続けていくことにしています。