拉致被害者の横田めぐみさんが10月5日に60歳の誕生日を迎えます。
13歳でいなくなった娘がまもなく還暦を迎えようとする現実に、母の早紀江さんはやるせない思いを抱いています。

【横田早紀江さん】
「『お母さんの一番若い時の着物がまだあるから着てみる?』って言ったら、『うん、着る着る』って言ったので初めて着せて写真を撮ったものが、この着物の姿」

写真の中で幼さの残る表情を見せる娘は、10月5日に60歳の誕生日を迎えます。

【横田早紀江さん】
「現在の写真さえも見たことがないし…。元気だろう、というクエスチョンマークのような形で、本当にむなしいですよね。そういう思いを47年間も持ち続けなきゃならなかった人生ってなんだったんだろうなって」