化学肥料や農薬の使用量を減らして栽培された環境保全米の新米の試食会が3日、仙台で行われました。今年は天候に恵まれて大変出来が良いということです。
環境保全米の試食会には、JAグループ宮城などからおよそ60人が参加しました。参加者は炊き立ての県産のひとめぼれやササニシキなどの新米を食べ比べながら、食感や風味の違いを楽しみました。

参加者:
「10月に新米を食べる機会がなくて、久しぶりにこの時期に食べて、やっぱりおいしいなって改めて感じています」
「口の中で、粒の感じがすごくはっきり分かって、甘みもちゃんとのっているし。良い出来なんじゃないかと」

環境保全米は、化学肥料や農薬の使用量を通常の半分以下に抑えて作られたコメです。今年は気温が高い日が続き日照時間も十分で、粒ぞろいや食味、風味も大変良いということです。
村上晴香キャスター:
「ササニシキいただきます。粒がしっかりと立っている。粘りもあって甘みもどんどん広がる。やっぱり新米はおいしい」

みやぎの環境保全米県民会議 佐野和夫会長:
「今年はどの品種も大変おいしくて、消費者の方々に自信をもって届けることができるということで、まずは非常に安心している」

JA宮城中央会によりますと、環境保全米は現在、宮城県内の作付面積のおよそ3割を占めています。今年度は県内32市町村の学校給食で提供されていて、JAでは、今後も安心安全な米づくりを目指すということです。