井上陽水さんなど数多くのアーティストの作品を手掛けた音楽プロデューサーの星勝さんが3日、宮城県村田町の親善アンバサダーに就任しました。

村田町の親善アンバサダーに就任した星勝さん(77)は役場を訪れ、大沼克巳町長から委嘱状を手渡されました。

星さんはロックバンド「ザ・モップス」で活躍したあと、音楽プロデューサーに転身。井上陽水さんの代表曲「氷の世界」の編曲を担当するなど、人気アーティストの作品に携わってきました。今回は星さんの父親が村田町の出身だった縁で親善アンバサダーを引き受けたということです。

星勝さん:
「僕はずっと子どものころから(村田町の)良い話を聞いていた。村田町の『応援歌』のようなものを作れれば良いと思っている」

10月13日に町内で開かれる「布袋まつり」では、星さんがプロデュースを手掛ける民謡歌手が楽曲を披露する予定で、星さん自身も来場するということです。

音楽プロデューサーの星勝さん、日本の音楽シーンで数々の実績を残してきました。井上陽水さんの1973年のヒット曲「氷の世界」。この「氷の世界」でサウンドプロデュースや編曲を務めました。さらに1984年には安全地帯のヒット曲「ワインレッドの心」で編曲やプロデュースに関わりました。映画音楽でもスタジオジブリの「おもひでぽろぽろ」直近では2018年の「北の桜守」で日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞しています。