世界平和統一家庭連合いわゆる旧統一教会を名乗る人物が8月、富山県消費生活センターを訪れ、被害相談の内容について問い合わせていたことがわかりました。霊感商法問題に取り組む弁護士は「被害者と直接交渉することで献金の被害を小さく見せようとしている」と警鐘を鳴らしています。
記者:
「旧統一教会を名乗る男性はこちらの窓口を訪れ、職員に対し、被害相談の内容などを尋ねたということです」
8月29日、世界平和統一家庭連合富山家庭教会を名乗る男性が県消費生活センターを訪ね名刺を差し出し、「何か相談が寄せられていますか」などと、旧統一教会への被害相談や件数を問い合わせました。
県消費生活センターが「相談内容は答えられない」と伝えると、男性はすぐに立ち去ったということです。同様の問い合わせは全国で相次いでいて霊感商法の問題に取り組む弁護士連絡会はこう指摘します。
全国霊感商法対策弁護士連絡会 川井康雄 弁護士:
「これについては統一教会のこれまでの被害実態を明らかにしないようにする性格から考えますと寄せられる被害相談を少しでも減らそうという動きであろうかと思われます」
問い合わせがあった8月29日は、消費者庁が霊感商法対策の検討会を開いた日で、弁護士連絡会は教団側の組織的な関与を指摘するとともに全国の消費生活センターに教団側の求めに応じないよう呼びかけています。
注目の記事
【クマ嵐】過去最悪の被害 駆除したクマはどこへ?焼却施設はひっ迫し「燃やせなくなって埋め立て」料理人は“命の循環”食材として可能性を追求「北海道を代表する食材」へ

採取したキノコを撮影してAI判定 AIは“食べられる”と回答も… 実際は「毒キノコ」 和歌山市の70代男性が嘔吐の症状で一時入院 「AIや図鑑で自己判断するのは危険」市が注意呼びかけ

「町」は「まち」?「ちょう」?専門家も「法律で決まっていない、割とまちまち…」全国743町の呼び方の謎

「BTSのメンバーと…」言いづらそうな一点 見逃さない “スーパー女性行員” 相次ぐSNS型特殊詐欺 “チームの目” で守った!北陸銀行滑川支店

ランナーが突然、倒れ心肺停止状態 沿道で応援の女性やランナーなど 5人が"とっさの判断" 連係で命を救う 山梨

謎の恒星間天体「3I/ATLAS」の新画像 NASAが複数公開「宇宙人・地球外生命体の関与」は否定









