安定した低い価格から「物価の優等生」とも言われるもやしに今、異変が起きています。給食のメニューからもやしが消えた学校も出てきています。現場で今、何が起きているのでしょうか?
スタミナ満点の“レバニラ”に“焼きそば”など様々な料理に欠かせない万能食材「もやし」。
埼玉県にあるこちらのお店の名物は、極太麺の上に「もやし」がこれでもかと盛られた「ラーメン」。このお店では、1日およそ50キロの“もやし”を使うんだそう。
山勝角ふじ 新三郷店 黒澤稜 店舗責任者
「お腹いっぱいになって帰ってほしいという気持ちから、もやしをいっぱい乗せるようにしています」
日々の食卓に欠かせない「もやし」。スーパーをのぞいてみると、10月1日は1袋27円で売られていました。
お客さん
「(他の)野菜が高いときの代用品」
そんな“物価の優等生”とも言われている「もやし」に、今ある異変が…
福岡市教育委員会 給食運営課 野原健 課長
「一日に給食を小中学校合わせて12万食作っておりますので、ちょっと困惑した…」
給食からもやしが消えた!?
福岡市の教育委員会によると、先月、市内で唯一、学校給食にもやしを納入している業者から「廃業する」と、突然の連絡が。1日12万食も作っている給食の食材を変更するなど、対応せざるを得なかったといいます。
「保護者各位 甘酢あえ もやしを削除し、にんじんを追加、はるさめを増量」
福岡市教育委員会 給食運営課 野原健 課長
「もやしは栄養価が高く、値段も安く、給食には欠かせない食材と考えているので、非常に困っております」
実は近年、もやし生産者の数が激減。背景にあるのは「もやしの価格」です。
もやしの生産者協会によると、ここ20年で、もやしの原料である緑豆の値段が4倍と高騰したのに対し、もやしの販売価格は下がり続けているというのです。
工業組合もやし生産者協会 林正二 理事長
「『もやしは安いのが当たり前』という消費者の感覚が根付き、スーパーもなかなか値上げできない。(スーパーが)値上げ出来ないと、我々(生産者)が納品する価格も上げる事は難しい。悪循環になっている」
食卓に欠かせないもやしを取り巻く環境は、どうなっていくのでしょうか?
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