石破茂総理大臣が10月1日に誕生しました。総理就任前の9月30日に、10月9日に衆議院を解散する意向を示した「異例の船出」で、青森県民からは「期待を示す声」とともに「厳しい指摘」も上がっています。

国会の衆参両院は1日午後、首相指名選挙を行い、ともに自由民主党の石破茂総裁を第102代内閣総理大臣に選出しました。

石破総理は、「新政権はできる限り早期に国民の審判を受けることが重要」として、衆議院を10月9日に解散する意向を事前に示す「異例の船出」となりました。

市川麻耶キャスター
「石破新総理が誕生しました。支持するのかしないのか、県民に聞きました」

「支持する」とこたえた県民
「自由民主党だけれども結構筋が通っている。言う事がしっかりしている。ぶれない」

「無償化のものが増えていけば、どんどん子ども2人目、3人目と考える方が多くなると思うので、とても期待しています」

石破新総理は、9月27日に行われた自民党総裁選では県内の党員・党友票で得票数が最も多くなり、県内での根強い人気を示しました。一方で、異例の総選挙などで厳しい指摘をする人もいました。

「支持しない」とこたえた県民
Q.就任後すぐの解散総選挙については?
「あれはルール違反ですね。国民にこれからどうするんだということを説明してやるならいいけど、なにも説明なしでいきなりやるのは手抜き内閣だよ」

「あまり政策で心打たれるところがなかったので、あまり信頼できる理由もないので、とりあえず支持しないにしておきます」

石破総理は、国会での所信表明演説などを終えたあと、10月9日に衆議院を解散する方針です。

衆院選は15日に公示され、投開票は現在の憲法では最短となる就任26日後の10月27日に行われる見通しです。