10月に入り、1日から食品や郵便料金など暮らしにかかわるさまざまなものが値上げされました。
このうち、食品の値上げは2900品目余りと今年に入って最も多くなり、宮崎県民からは家計への影響を心配する声が聞かれました。
民間の信用調査会社・帝国データバンクによりますと、原材料や物流費などのコスト上昇により、今月から、主要食品メーカー195社が食品2911品目を値上げするということです。

品目別では、ペットボトル入りの飲料を中心とした「飲料・酒類」が最も多い1362品。
次いで、ハムやソーセージなどの「加工食品」で、673品が値上げとなります。
このほか、カカオ豆の価格高騰で、チョコレートを中心とした「菓子類」も237品値上げされるということです。
食品の値上げは、4月以来、半年ぶりに2000品を超え、今年最多となっています。

宮崎市のスーパーでもメーカーの出荷状況などに合わせて、順次、値上げを実施していくとしています。

買い物客は・・・
(買い物客)
「きついわねえ、やっぱりね。すべてに置いて値上がりじゃない?食べ物だけはなんとか考えてくれたらなと思うけど」

「値上げだけやって、給料とか持ち分とか上がっていないので、家庭的に厳しいんじゃないかなと思いますね」

「全国的にそうでしょ、宮崎だけの話じゃないですもんね。いるものはいりますもんね、仕方ないね」

食欲の秋でおいしものを食べたいところですが、値上げの波が家計に影響を与えそうです。
今月から値上げとなったのは食品だけではありません。

郵便料金では、はがきが63円から85円に、手紙が84円から110円に、それぞれ値上げされました。

また、損害保険大手4社が、火災保険料をおよそ1割値上げするほか、医薬品の制度も変わり、「後発医薬品」いわゆるジェネリック医薬品がある薬で先発医薬品を希望する場合、原則、特別の料金が発生します。

一方、こちらはうれしいアップ。児童手当が所得制限の撤廃、対象を「高校生」まで延長、さらに・第3子以降の給付額を3万円に増額するなど子育て世代の支援が拡充されます。














