イスラエル軍による連日の攻撃で、レバノンで家を追われた人は100万人に達した可能性があります。30日にはイスラエル軍がレバノンの首都中心部に初めて空爆を行い、“全面戦争”への懸念も高まっています。
イスラエル軍がレバノン首都中心部に初空爆 避難民100万人か
拡大の一途をたどるイスラエル軍の攻撃。30日、標的となったのは、レバノンの首都ベイルートの中心部でした。
「神よ、全て空爆された」

2023年10月以降、イスラエル軍が首都中心部を狙ったのは初めてとみられ、この攻撃で、イスラエルと対立するパレスチナ解放人民戦線の指導者3人が死亡しました。
攻撃を目撃した人
「神よ、鎮めてください。みんな恐怖で逃げ回っていました」
戦闘を続けるイスラエル軍と、中東レバノンを拠点とするイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」。

17日、ヒズボラの戦闘員らが所持していたポケベル型の通信機器が一斉に爆発。その次の日もヒズボラが所有していたトランシーバーが一斉に爆発し、2日間で少なくとも37人が死亡、およそ3000人がけがをしました。

関与が疑われるイスラエル軍の攻撃は、これを機に激化。27日には、ベイルート郊外にあるヒズボラの本部を攻撃。

イスラエル軍は、ヒズボラの指導者ナスララ氏が死亡したと発表しましたが、これで終わりではないと攻撃を継続する方針を示しました。
多くの市民も攻撃に巻き込まれています。
「子どもたちのことが心配です。あそこのきょうだいは私の目の前で意識を失いました」

レバノンの保健当局によれば、16日からの10日あまりで1030人が亡くなったといいます。

医師
「最低限のもので治療を行っています。もうすぐ患者を治療できなくなるかもしれません」
避難民の数も増え続け、人口の5分の1に当たる100万人に達した可能性があると、レバノン政府は明らかにしています。
避難民
「以前は愛する家族や仲間と一緒にいましたが、今は何も残っていません。今はそれぞれ別の場所にいます」
しかし、イスラエル軍は戦火をさらに広げています。
イスラエル軍はイエメン西部ホデイダなどで発電所や港を標的に空爆を行ったと発表しました。イエメンの「親イラン武装組織フーシ派」による攻撃への報復だということです。














