自民党の石破茂新総裁が10月27日に投開票とする意向を示した「次の衆議院議員選挙」についてです。立憲民主党の候補が空白となっている『青森2区』に、三戸町長の松尾和彦氏が出馬を前向きに検討するなど動きが加速しています。

松尾氏によりますと、29日に衆院選への出馬を求める三戸郡の町村議の有志22人の署名が事務所に提出されたということです。これを受けて松尾氏は30日朝、取材に応じ、出馬に前向きな考えを示しました。

三戸町長 松尾和彦氏(61)
Q.(出馬を)前向きに検討されるということか?

「そうですね。可能な限り熟慮しながら、できるだけ早いうちに決めたいと考えている」

県議4期目途中の2016年に三戸町長に当選した松尾氏は、6月議会で3期目に向け出馬を表明しましたが、その後、見送る考えを示していました。

また、ほかの陣営でも動きが加速しています。

国民民主党の新人・金濱亨氏(36)は、29日に八戸市で玉木雄一郎代表を迎え、政策勉強会を開きました。

『青森2区』出馬予定 国民・新 金濱亨氏(36)
「私自身が教育現場で奮闘した結果、地方で行きつくところは教育行政の予算がない。教育は未来投資。投資的経費として国債を教育にこそ発行すべきだ」

青森2区には、自民党の現職・神田潤一氏(54)、共産党の新人・久保将氏(70)も出馬を予定しています。