中国の王毅外相は、ウクライナのシビハ外相と会談し、中国として和平交渉に積極的な役割を示す考えを改めて強調しました。
中国外務省の発表によりますと、国連総会に出席するためニューヨークを訪れている王毅外相は26日、ウクライナのシビハ外相と会談しました。
会談で、王毅外相は「ウクライナ問題をめぐる中国の立場は一貫している。早期の和平実現に向け、中国が正しいと信じることを続けていく」と述べ、和平に向け建設的な役割を果たす考えを改めて強調しました。
これに対し、シビハ外相は「最大の貿易相手国である中国とは友好関係を維持しており、さまざまな分野で緊密に協力したい」と応じたうえで、「ウクライナ問題に対する中国の立場と努力を非常に重視している」と述べたということです。
一方で、「中国が常にすべての国の主権と領土保全を尊重するべきだと提唱していることを称賛している」とも述べ、ロシアに対しても同じような姿勢で臨むべきだという考えをにじませました。
両国の外相会談は、7月に前任のクレバ外相との間で行われて以来です。
中国は今年5月、ブラジルと共同でウクライナ和平に向けた提案を行っていますが、6月に開かれた「ウクライナ平和サミット」を欠席したほか、ロシアとの経済的結びつきを強化するなど、一貫してロシア寄りの立場をとってきました。
そのため、ウクライナのゼレンスキー大統領は、中国とブラジルの独自の和平案について「プーチン大統領に戦争を継続するための政治的余地を与える」と批判するなど、中国に対する不信感をあらわにしています。
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