来年春のセンバツ甲子園につながる秋の高校野球福島県大会。25日に行われた準々決勝の第1試合は、最後まで手に汗握る展開となりました。
ともに支部大会優勝の東日本国際大昌平と福島商業が激突した準々決勝第1試合。先制したのは昌平でした。2回、1アウト満塁のチャンスを作り、打席には8番田中。センターへの犠牲フライで1点を先制します。
その後、さらに1点を追加した昌平は5回、2アウトながら3塁1塁の場面で、4番井上がレフト前にタイムリーを放ち、点差を3点とします。
ここまで無得点の福島商業は、最終回、ノーアウト満塁と絶好のチャンスをつくり打席には、途中出場の齋藤悠都。ライト前へ値千金のタイムリーで2点差に迫ると、なおも満塁の場面で7番齋藤心。センターへの犠牲フライ、福島商業打線がつながり、ついに1点差に!
しかし、反撃もここまで。最後は、昌平のエース・伊奈が粘りのピッチングを見せ、準決勝へ駒を進めました。
東日本国際大昌平・伊奈蓮樹投手「(最後は)自分の気持ちでまっすぐを投げるのではなく、チームの勝利のためにスライダーを選んで、しっかり三振をとりにいくピッチングをした。気持ちがあふれるくらいうれしかった。(準決勝は)しっかり勝ちに向けて、一戦必勝でがんばる」
25日でベスト4が出そろい、準決勝は東日本国際大昌平とふたば未来、そして、夏の大会決勝と同じ聖光学院と学法石川が激突します。準決勝は28日、3位決定戦と決勝は、29日にあいづ球場で行われます。















