「町の図書館を、学校の中に…」福島県双葉町が開いた学校再開を検討する会議では、参加した委員から町内の現状などを踏まえた様々な意見が出されました。

双葉町ではおととしから住民の帰還が始まりましたが、町立の小中学校はまだ再開しておらず、今も避難先のいわき市で授業が行われています。町内での学校再開に向け、双葉町が設置した「学校設置検討委員会」では、これまでに旧双葉中学校の敷地に義務教育学校と認定こども園、学童保育を併設する案が示されています。

24日の検討委員会では、事務局から「目指す学校の姿」の素案が示され、委員からは「町の図書館を新しく学校の中に作ってみてはどうか」また「小さい子どもが自由に遊べる場所がもっとあるといいのでは」などといった意見が出されました。

双葉町学校設置検討委員会・大塚類委員長「子どもも含めた町民の方々の意見をきちんと吸収して、できるだけ反映させていく形が何より大事だと考えています」

双葉町教育委員会・舘下明夫教育長「我がふるさと、双葉町が存続できるような子どもたち、人材育成も含めた学校ができればなと思っています」

検討委員会では、今年度中に計画案をまとめることにしています。