台風11号の接近で長崎県内では生活に影響が出ています。
五島市のスーパーでは台風の接近に伴いパンや缶詰、インスタントラーメンなどを市民が買い求め品薄になっている商品も出始めています。


買い物客:
「牛乳、納豆とか身近ものを(買おう)と思って来たんですけど全然ないんですよ。しょうがない…」


台風により船が欠航。このため入荷ができず、商品が店頭に並ぶのは7日の予定です。


エレナFC 福江店 木戸 福夫 店長:
「(品薄なのは)主にパン・ご飯類ですね。缶詰もそうですね。3日4日ぐらい前から見ての通りのこういう状況で品薄状態が続いています」


一方、長崎市内では自宅以外の安全な場所で過ごしたいという人の動きが見られました。


ホテル従業員「今日は満室ですね」

こちらのホテルでは先週木曜日頃から、電話とインターネットで問い合わせが相次ぎ、3日土曜日の時点で、201室すべての客室で予約がいっぱいになりました。


ホテルベルビュー長崎出島 山本 香支配人:
「2日3日ぐらいで満室になってしまいました。今日の予約に関しては長崎市内の方が多くなります。スタッフが泊まって常駐するような形で停電などに備えようと思っています」


車の避難も…
久富記者「こちらの立体駐車場には一般の買い物客に加えて、台風の被害から車を守る人が来ています」


強風被害や浸水などから守ろうと、立体駐車場には“車の一時避難所”として、次々に車が入ってきます。


リファレンス銅座第2パーク 永田 政隆 さん:
「(駐車の)予約が入っています。台風ですからしょうがないですから、やっぱりこういうところに置いておいたら安心と思うんだと思います」


交通機関への影響も出ていて、JR九州はこのあと午後7時頃から特急列車の一部と普通列車の運転を順次見合わせます。


また路面電車も5日夜から6日の始発まで運転を見合わせるということです。

JR長崎駅から中継です。

久富記者レポート:

JR長崎駅に来ています。午後6時ごろから通勤客や学生が行き交っています。
このあと長崎駅では、博多行の特急かもめが午後6時51分を最後に運転を見合わせるほか、佐世保行の快速シーサイドライナーも午後7時29分が最終となる予定です。
また、在来線もこの後、順次、運転を見合わせることにしています。
さらにあす(6日)も、県内すべての在来線で始発から運転を見合わせるということです。


改札口の運転計画をスマートフォンで撮影している人もいらっしゃいました。JR九州では最新の情報をホームページに掲載するということです。
以上、JR長崎駅から中継でした。