およそ4000キロの長旅の疲れを癒している様子でした。宮城県北部の伊豆沼周辺で20日、今シーズン初めて冬の渡り鳥、マガンの飛来が確認されました。
マガンが飛来したのは、登米市迫町新田の田んぼです。20日午後1時半ごろ、県伊豆沼・内沼環境保全財団の研究員が、伊豆沼の南側にある稲刈りが終わった田んぼで、羽根を休めている6羽を確認しました。財団によりますと、マガンはおよそ4000キロ離れた繁殖地のロシア極東部から渡ってきたと見られていて、今シーズン、伊豆沼周辺で確認されたのはこれが初めてです。

去年より1日早く、平年と同じ第一陣となりました。
県伊豆沼・内沼環境保全財団 嶋田哲郎研究室長:
「(マガンは)疲れを癒していると思う。十分に(エサを)食べて栄養を付けて越冬してほしい」

伊豆沼周辺では例年、11月にマガンの飛来がピークを迎え10万羽あまりが冬を越します。10月には、冬の使者ハクチョウも飛来し始める見込みです。