去年11月、宮崎市のスーパーの駐車場で親子2人がバックしてきた車にはねられ、生後9か月の赤ちゃんが死亡しました。
この事故で過失運転致死傷などの罪に問われている73歳の男の初公判が宮崎地裁で開かれました。
起訴されているのは、宮崎市の無職、黒木正人被告(73歳)です。
起訴状などによりますと、黒木被告は、去年11月、宮崎市のスーパーの駐車場で普通乗用車を運転しバックで歩いていた親子をはね、当時生後9か月の女の子の赤ちゃんを死亡させるなどしたとして、過失運転致死傷の罪に問われています。
また、運転した車の車検が切れていて、自賠責保険にも入っていなかったとして、道路運送車両法違反と自動車損害賠償保障法違反の罪にも問われています。
宮崎地裁で開かれた18日の初公判で、黒木被告は、過失運転致死傷罪については認めた一方、車検切れと無保険は知らなかったと主張しました。
このあとの冒頭陳述で、検察側は、「被告は駐車場を走行中、対向車があったため一度バックしようと考えたが、歩行者の有無や安全を十分に確認せずに漫然と後退して事故を発生させた」と指摘。
一方、弁護側は、過失運転致死傷罪については争わないとし、「無車検・無保険である事実については故意がない」と主張しました。
このあとの被告人質問で、黒木被告は、当時運転していた車について「顔見知りにお金を貸す代わりに受け取った車で、車検切れまではまだ期限があると聞いていた」と述べました。
次回公判は、来月15日に開かれる予定です。
注目の記事
【旧網走監獄】雑居房の床下から謎の文章13枚が見つかる 服役囚が隠した理由と文章の中身…半世紀以上の時を経て明らかに、記述から探るリアルミステリー

「来熊」「来鹿」あなたは読める?意外と知らない九州・沖縄各県の「来訪・帰省」略語事情

ご存じ?「エアコン2027年問題」とは?国の省エネ基準の見直し 安いエアコンが市場からなくなる可能性が!?

「それならお前を殺す」中3の息子(15)は少年4人から暴行を受け命を奪われた 角材で殴られ、コンクリートの塊を投げつけられ「頭がでこぼこにへこんでた」【少年集団暴行事件・第1話/全4回】

【ヒグマ】焼却施設が限界 駆除数17倍で処理に追われる自治体が疲弊 1頭焼却に灯油100リットル 作業追いつかずに腐敗進み、埋めるケースも

「争奪戦になっている」1時間で完売のボンボンドロップシール 平成に流行ったシール交換が令和でもブーム









