自然が豊かな宮城県石巻市の牡鹿半島の小学校で、環境問題を考える出前授業が18日開かれ、児童が森林の役割を学びました。
県の担当者:
「森の働きの一つ目は水の源を守る。そして水を貯めてゆっくり流す働きです」

石巻市立大原小学校で行われた出前授業では、県東部地方振興事務所の担当者が、土砂崩れを防いだり、地球温暖化防止に貢献する森の役割を紹介しました。この学校の全校児童11人は環境問題を学習していて、18日は牡鹿半島に数多く生息するニホンジカが木の芽を食べるため、防護柵が設置されていることを学びました。
児童:
「森がないと川などに泥水が入り、魚が住めなくなってしまう。森を大切にしながら過ごしていきたい」
「いろいろ森が生活を支えていることが分かったので、森に感謝している」

児童たちは、地元の大工・小形圭一さんが、地元でとれたヒノキで作った直径1.2メートルの水車も見学し、木の温もりにも触れていました。