富山県内ではことしもクマの出没が相次いでいます。富山市でも去年を上回るペースでクマが出没していることが12日わかりました。

これは12日、警察や猟友会を集めて12日開かれたクマ対策会議で富山市側が示したものです。

これによりますと、ことしの富山市内でのクマの目撃情報は12日の時点で47件あり、去年の同じ時期と比較して2件増えています。

会議では柿の木などの誘因物を早めに伐採することや、登山やキノコ狩りなどで山に入る際はクマが活発に活動する朝夕の時間帯を避け、ラジオやクマ鈴など音が出るものを持参するなどの対策を確認しました。

ねいの里 間宮寿頼館長補佐「誘因物を除去するとかですね、生息環境管理ということで、潜む環境をなくしていくとか総合的に組み合わせながらですね、対策をして、なんとかクマと住み分けていくというのが重要かなと思ってます」

富山市は秋の終わりにかけて冬眠を前にしたクマが食べ物を求めて最も活発になるとして注意を呼びかけています。