非常に強い台風11号はゆっくりと北上を始め、予報円の中心を進めば5日以降、大分県内に接近するおそれがあります。

気象庁の担当者は2日、台風11号の今後の見通しについて説明し、暴風に警戒するよう呼びかけました。

(気象庁予報課・池田徹予報官)「九州に接近する段階で予報円の東側を通るようなことになると最大風速40メートル、車が横転する、住家の一部が倒壊するといった危険性があるので、警戒する必要がある」

非常に強い台風11号は2日午後3時には石垣島の南南東およそ290キロにあって、1時間に10キロの速さで北西に進んでいます。中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートルとなっています。

2日の大分県内は前線が停滞している影響で、大気の状態が非常に不安定となっていて現在、中部と南部の沿岸部に波浪注意報が発表されています。台風11号がこのまま予報円の中心を進んだ場合、県内には5日から6日ごろに接近し、大雨や大荒れとなるおそれがあります。