発熱したが病院が見つからないといった理由や、軽いけがでの救急要請がおよそ4割に上っている峡南消防本部が、山梨県市川三郷町で救急車の適正利用を呼び掛けました。

ポスターが貼られた郵便局の配送車


これは峡南消防本部が地元の郵便局とおこなったもので、9月2日は署員らが郵便局の配送車にポスターを貼ったほか、訪れた人に救急車の適正利用を呼び掛けました。

救急車の適正利用を呼びかけ 9月2日 山梨県市川三郷町


峡南消防本部管内では2022年1月から9月2日正午までの救急出動件数は1633件と、去年の同じ時期に比べ167件増加。


このうち発熱して受け入れてくれる病院が見つからないという理由や、軽いけがでの救急要請が全体のおよそ4割にのぼるということです。



峡南消防本部 北部消防署 望月友浩救急救命士:
本当に必要としている傷病者に救急車がいかない、届かない現状がある。協力してほしい。

消防本部では発熱など軽症の場合は救急車を要請する前に、かかりつけ医や専用のダイヤルに相談することなどを求めています。