現職市長の死去にともなう宜野湾市長選挙が8日投開票され、自民・公明が推薦する元職の佐喜真淳さんが2万4173票を獲得し、オール沖縄勢力が支持する桃原功さんに7978票の差をつけて3回目の当選を果たしました。

▽佐喜真淳さん
「松川正則市長が掲げた公約を引き継いで、普天間飛行場のしっかりとした返還、これを確実に私の手でやる。そういうことが市民にも評価されたと思う」

当選した佐喜真淳さん


選挙戦は普天間基地の早期返還に向けた手法や、経済政策などが争点となっていました。

佐喜真さんは普天間基地の危険性除去や負担軽減については今後、「タイミングを計って政府に要請し、市民が実感できるような結果を残していく」としています。

一方、オール沖縄勢力が支持し、「市民がいちばん」をテーマに政策を掲げた桃原さんは及びませんでした。

▽桃原功さん
「全ては私の力不足」「また一市民として基地のない沖縄にするためにも、頑張っいきたい」

投票率は53.27%で、前回を10.22ポイント下回りました。

当選から一夜明けた9日午前、佐喜真さんは市役所で当選証書を受け取りました。

▽佐喜真淳さん
「松川市長の分まで宜野湾市のために頑張る。それが松川市長への恩返し」

佐喜真さんは松川市政を継承しつつ、「選んでよかったと思える市政にすることが責務」だと述べました。