イスラエル・パレスチナ双方の若者が2週間合宿 「“敵”と話せた」
衝突も…

そんな中、もう一つの占領地、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸に住む若者と、イスラエルの若者が日本で対話する場が設けられました。イスラエル側には占領軍として兵役に就いた若者も…。
8月開かれた「日本・イスラエル・パレスチナ合同学生会議」。
日本の学生団体が主催し、この20年ほど毎年のように行ってきましたが、今回は、去年秋のイスラエルによるガザ侵攻以来、初めての開催。例年にない緊張感が漂います。
パレスチナ人の若者「僕は“敵”と話し合うチャンスを得ました-」

いまだ激しい攻撃が続くガザ。
そんな中、イスラエル、パレスチナ双方の若者が「自分たちの将来」について語り合おうと、日本で2週間の合宿生活をスタートさせましたが…

パレスチナ人の若者・タレクさん「僕は“敵”と話し合うチャンスを得ました。非常にまれな機会でした」
相手を“敵”と表現したパレスチナのタレクさん。一方、元イスラエル兵のダニエルさんからは…
イスラエルの若者・ダニエルさん「自分の考えと違うような人の話しを聞くのは辛い時があった」
当初は「互いに相容れず、衝突も起きた」といいます。「戦闘開始後の状況」というテーマで、議論をした際には…

学生団体の高橋さん「(戦闘が始まった)10月7日以降、どういう状況になるのかというプレゼンテーションの機会があったけど、ズレが参加者同士あって、会議室から出て泣いている」
合宿のなか気持ちに変化も“他者への理解”

そして一緒に訪れた長崎の原爆資料館。かつての戦争の悲劇を目にしたタレクさんは、複雑な胸の内を語りました。
パレスチナの若者・タレクさん「“敵”を許し、全てを受け入れ前に進む…。ただ、こうした考えを、自分の国に持ち帰るべきなのかという葛藤が、私の中にはあります」
少しずつではありますが、対話に前向きな姿勢も生まれていったといいます。
イスラエルの若者・ダニエルさん
「相手(パレスチナ)の苦しみが大きいことは認めますが、互いに苦しんでいる紛争の中で、痛みを共有できることはとても重要です」
わずかとはいえ双方に芽生えた理解。しかし、イスラエルによる一方的な占領と攻撃が続く状況の打開は容易ではありません。
それでも主催した日本の若者は
学生団体の平田さん「(イスラエルとパレスチナの関係は)非対称だけれども、前に進む方向に行くには、互いの顔が分かっていないといけないのかな」
高橋さん「この活動を通して平和を実現するというのは土台無理な話しであることは我々も承知している。ただ未来に種を蒔くようなものかなと」
(「サンデーモーニング」2024年9月8日放送より)














