太平洋戦争などで犠牲となった宮城県の戦没者を追悼しようと、仙台市内で遺族らによる慰霊祭が行われました。
県連合遺族会 高橋義雄会長(83):
「散っていった先人たちの命の重さを思うと、万感胸に迫るものがある」
仙台市青葉区の常盤台霊苑で行われた慰霊祭には、戦没者の遺族らおよそ100人が参列しました。

宮城県では19世紀末の日清戦争から太平洋戦争まで、およそ4万5500人が犠牲となりました。参列した人は戦争で亡くなった人に祈りを捧げるとともに、平和への思いを新たにしていました。
参列者の男性:
「親たちが心安らかに眠ってほしいと、慰霊に来ているので、その気持ちは伝わったと思う」
「遺族だけでなくみんなに来てもらいたい。遺族だけの問題ではない。全員に手を合わせてほしい」
県連合遺族会 高橋義雄会長
「どのようにして次の世代に継承してもらうかということが、これから大事なこと」

この慰霊祭は1963年から毎年この時期に行われていて、今回で60回目の開催となりました。