これからコメの収穫時期を迎えることに合わせ、新庄市で農作業への注意を呼び掛けるキャラバンの出発式が開かれました。
今年は、生育が早いため稲の適期刈取と、大雨の影響による農業事故に注意が必要です。
「適期刈り取りの徹底と農作業事故防止に努めることを誓います」

最上総合支庁できょう開かれた出発式にはJA関係者や最上総合支庁の職員など35人が参加し、今年の注意点などについて確認しました。

今年は春先からの高温で出穂時期が早まったことに加え、暑さが続いたことから米が割れる胴割(どうわ)れが起きやすく、刈取時期も例年に比べ県内全体で1週間ほど早まっているということです。
また、7月の記録的な大雨で、冠水した田んぼも多くあります。
こうした田んぼでは、木くずや石、ゴミなどがたまっている場合があり、コンバインやトラクターなどの事故に例年以上に注意する必要があるということです。

最上総合支庁 産業経済部 農業技術普及課 堀雅彦 課長「適期刈り取りと丁寧な乾燥調整がこれからの重要なポイント。いつもと田んぼの条件が違っている、また田んぼに移動するための進入路が脆弱になっていることもあるので慎重な作業をお願いしたい」

最上地方のコメの刈取適期ははえぬきが今月9日から、雪若丸が今月12日から、つや姫が今月16日からはじまります。
