「高病原性鳥インフルエンザ」の発生が増える時期を前に、青森県八戸市で農場での防疫対策などを学ぶ研修会が開かれました。

研修会には、県内の養鶏関係者約70人が参加し、高病原性鳥インフルエンザのウイルスが農場に入らないようにするための衛生管理を学びました。

会場のスクリーンには、東北養鶏が経営する三沢市の採卵農場の中継映像が映され、消毒方法とともにウイルスを運ぶとされるカラスなどの野鳥を農場に近づけない対策などが紹介されました。

県養鶏協会 佐々木健会長
「ウイルスの型は150種類くらいある。今年はどの型が入ってくるのかは予測つかない。毎日石灰を撒くと、年間8000万円かかります。なかなか現場にあわない」

県内の農場では2022年12月に高病原性鳥インフルエンザにより、当時としては全国最多の139万羽が処分されていて、養鶏業者はあらためて今シーズンも防疫対策を徹底することを確かめました。