大分県別府市で2022年に起きた大学生死亡ひき逃げ事件で、重要指名手配されている八田與一容疑者に関する情報提供について、8月末時点で約7000件に上ることが分かりました。警察はあらゆる可能性を視野に入れ捜査を進めるとともに、改めて情報提供を呼びかけています。

大分県警が発表した大学生死亡ひき逃げ事件に関する総情報件数は、8月末時点で6937件でした。

このうち、重要指名手配されている八田與一容疑者に似た者の目撃情報は、6485件となっています。地域別では「関東」が2489件、次いで「九州」が870件(大分県461件)、「近畿」が812件、「そのほかの地域」が1233件となっています。

また、インターネット上の動画や画像などに関する情報は620件です。

八田容疑者が海外に逃亡した可能性について大分県警は、「偽名を使うなどして出国するケースも考えられるが、八田容疑者が国内にいるのか、海外にいるのか、わからない。あらゆる可能性を視野に捜査を進めている」としています。

また、「八田容疑者が皆さんの周囲にいる可能性もあり、注意深く見てほしい。皆さんの目も頼りにし、検挙につなげたい。ささいな事でも情報提供してほしい」と改めて協力を呼びかけています。