東日本大震災で被災した水産加工業者に販路を拡大してもらおうと、被災地の水産加工品を集めた展示商談会が3日、仙台で開かれました。
仙台市青葉区で開かれた展示商談会には、2011年の東日本大震災で被害を受けた東北や関東の水産加工業者など129社が出展しました。

会場にはかまぼこや干物などの水産加工品が並び、来場した小売店などのバイヤーは実際に味を確かめたり、出展者の話を聞いたりしながら商談をしていました。
バイヤー:
「飲食店向けの商品を探しているので、非常に良い内容だった」
中でも注目を集めていたのは、これまで食べられることの少なかった「低利用魚」を扱うブースです。
卸売業者:
「サステナブルじゃないですか。すごく好感が持てる」
かね久 遠藤伸太郎社長:
「今水産物の原料が枯渇していて大変ななか、原料として有効活用できるのが良い」

この商談会は、東日本大震災によって被害を受けた水産加工業者に販路拡大の機会を設けようと開催されました。商談会は4日も開かれます。