大分県中津市のコミュニティバスが不適切な運行を繰り返していた問題で、市は議会に対し、運転日誌に運転開始時間など実際とは違う内容が記載されていたため、実態を把握できなかったなどと説明しました。
(奥塚市長)「コミュニティバスの不適切な運行につきまして、議員の皆様には大変ご心配をおかけしましたこと、心からお詫び申し上げます」
中津市の奥塚正典市長は31日に開会した市議会の冒頭で、コミュニティバスの不適切な運行について改めて謝罪しました。この問題は山国町のコミュニティバスが一部路線でコースの途中で折り返したり、時刻表より早く出発させたりするなど不適切な運行を繰り返していたものです。
(中津市山国支所・伊藤幸博支所長)「時間前の出発については出庫時間、車庫に納めた時間が時刻表の出発・到着時間に合わせて記載され、実際の時間とは違っていた」
本会議終了後の全員協議会では市の担当者がチェック機能の甘さを認めたうえで、現時点で把握している事実関係を報告。市に提出されていた運転日誌には、車庫を出た時間と戻ってきた時間が時刻表通りに記載されていたため不適切な運行の実態がわからなかったと説明しました。
一方、議員からは「乗客が少ないのであれば、時刻表や運行形態を見直すべき」などの意見が出ました。市は引き続き原因を究明し、事業者に対しては法律に則って対処するとしています。
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