仙台の冬の風物詩「SENDAI光のページェント」について、実行委員会は28日、資金難を理由にクラウドファンディングを行い、その達成金額によって今年の点灯区間を決めることを明らかにしました。

2024SENDAI光のページェント実行委員会 丸山哲史実行委員長:
「今年度の光のページェントは、クラウドファンディングの達成度合いによって、点灯区間が変わります」

2024SENDAI光のページェント実行委員会 丸山哲史実行委員長

実行委員会は28日会見し、今年のSENDAI光のページェントの開催に向けクラウドファンディングを行うことを明らかにしました。定禅寺通などで行われる光のページェントは物価高や人件費の高騰で資金不足が深刻化しています。また、今年は仙台市役所の建て替え工事の影響で、イベント会場としていた市民広場や勾当台公園が利用できずスポンサー企業からの収入も大幅に減少する見通しです。

現段階の点灯区間は仙台市民会館から国分町通までの予定ですが、クラウドファンディングで第一目標の1500万円を達成すると、仙台市民会館から東一番丁通アーケードまで、最終目標の2000万円を達成すると、東二番丁通まで点灯区間を延長できるということです。

2024SENDAI光のページェント実行委員会 丸山哲史実行委員長:
「クラウドファンディングで、広く多くの皆様から少しずつご支援を頂いて、なんとか光のページェントを開催し、今後も存続させてたい」

クラウドファンディングは1口1000円からを予定し、返礼品はなく9月1日から30日までの1か月間、行うということです。

仮にクラウドファンディングで1500万円に達しなかった場合、集まった金額は警備費などに充てられるということです。光のページェントは12月上旬からの始まる予定です。