大分県内で30日、新たに1902人の新型コロナ感染が発表されました。陽性者数は7日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。

新たに感染が確認された1902人を年代別にみると、50代まではすべての年代で200人を超え、80歳以上も141人に上っています。

居住地別では大分市855人、別府市163人、日出町53人、杵築市27人、国東市56人、姫島村5人、臼杵市42人、津久見市19人、由布市79人、佐伯市81人、豊後大野市67人、竹田市31人、日田市98人、玖珠町20人、九重町12人、中津市152人、宇佐市103人、豊後高田市21人、県外18人となっています

新たなクラスターは8件、由布市内などの高齢者施設4か所や、日出町と大分市の医療機関などで集団感染が確認されています。また、県は療養中だった90歳以上2人と60代1人の死亡を発表。自宅で亡くなっていた50代の1人は死後の検査で陽性が判明しています。

盆明けから2週間、陽性者数は7日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。現在の感染状況や今後の見通しについて専門家はどのように見ているのでしょうか。

(大分大学医学部微生物学講座・西園晃教授)「人流・クラスター・家族内感染その要因が若干ずつ落ち着いてきたということでしょうけど、問題は子どもたちへの感染というのがまた学校が始まったのでそこが今後どう動くか」

一方で30日時点の病床使用率は55.4%と高止まりが続いています。打開策はあるのでしょうか。

(大分大学医学部微生物学講座・西園晃教授)「自宅療養者や健康観察の割合をもう少し増やしてリスクの低い人たちにある程度自己管理をしてもらってリスクの高い人たちに回す配慮が必要かもしれない」