9月1日に開幕する花園出場をかけた全国高校ラグビー大会宮城県予選。この夏、仙台育英を破り第1シードを獲得した佐沼高校に注目しました。
今年の県高校総体で36年ぶりの優勝を果たし、第1シードとして宮城県予選に臨む佐沼高校ラグビー部。過去5回花園に出場した伝統校で、1991年以来の花園を目指し日々厳しい練習に励んでいます。

6月に行われた県高校総体決勝。佐沼は大会27連覇中の王者仙台育英と大接戦を演じ、1点差で勝利。ついに育英の牙城を崩し頂点に立ちました。最後に優勝した36年前、佐沼の選手として自身もプレーしていた白鳥直人監督は…。

佐沼 白鳥監督:
「どこかのタイミングで30年に1回チャンスが来て、勝てればいいのかなという感じでいた。信じられないというか、そういうめぐり合わせなのかなって」

そんな佐沼の武器は育英の攻撃を抑え込んだ強力FW陣。スクラムの最前列に立つフッカーの星祐太選手は堅守構築へ自信を覗かせます。
佐沼 星祐太選手:
「FW強いのもそうですし、スクラムだったり、セットプレーはもちろん、ディフェンスで前に出られるように徹底したい」

伝統校のプライドを胸に悲願の花園へ。2回戦から登場の佐沼は9月8日に大会初戦を迎えます。