山梨県甲州市のワイナリーで今シーズンのワインの仕込みが始まりました。
ブドウの生育は順調で、出来は期待できそうです。

甲州市勝沼町にあるシャトー・メルシャン勝沼ワイナリーです。
8月30日は醸造の成功を願って神事が行われた後、今シーズン初めての仕込みが始まりました。
仕込みに使われたのは、甲府市で収穫されたマスカット・ベーリーAおよそ3000キロ。

今年は梅雨が短かったため病気の発生も少なく、ブドウは順調に育っているということです。

シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー長 田村隆幸さん:
小粒で色が黒いのが多くて、期待できるブドウ。マスカット・ベーリーAが持っているイチゴのようなフレッシュな果物の香りを持った、柔らかくてかわいらしい(飲みやすい)ワインをつくりたい。
仕込み作業は11月中旬まで続き、全体では例年並みのおよそ650トンのブドウが仕込まれるということです。
なお、30日に仕込まれたワインは再来年の夏頃販売される予定です。