■世界バレー 1次ラウンドB組(日本時間30日、スロベニア・リュブリャナ)
世界バレーの1次ラウンドを戦っている男子日本代表は、現在1勝1敗のB組3位につけている。30日午後9時(日本時間)からのキューバ戦に勝てば、決勝ラウンド進出が決まるが、通算対戦成績は14勝56敗と負け越していることに加え、2016年6月のワールドリーグ予選以来対戦がなく、日本にとって不気味な相手。今大会のキューバは、日本がストレート負けを喫したブラジルから2セットを奪っている。
この日の日本代表の練習はブラン監督の声かけでスタート。「ブラジル戦はCパスでの効果率に違いがあった。キューバも同様に強いサーブとブロックの高さがあるチームなので、Cパスの効果率が大事になる」と選手に呼びかけた。各自がサーブやスパイクを確認するなど、終始リラックスした雰囲気で行われ、1時間30分ほどの軽めの調整となった。
けが明けのキャプテン・石川祐希(26)は、ここまで2戦はベンチスタート。「(キューバは)ブラジルと似ていて、サーブで攻めてきてブロックで点をとるチーム。レセプションとサーブがカギになる」。西田も「身体能力がもの凄いチームだと思う。サーブで攻め切ってこっちがいい状態の流れを作れば結果はついてくると思う」と、ブラジル戦で課題となったサーブの重要性を説いた。
「キューバは僕たちよりもランキングが下なので(日本8位、キューバ12位)、勝ち切らないといけない相手。まずはそこを勝ち切って決勝トーナメントに」と石川。驚異的な身体能力を生かした高さやパワーは世界トップレベルの“鳥人軍団”キューバに勝利し、決勝トーナメント進出を決めたいところだ。
※世界ランキングは30日15時時点
【決勝トーナメント進出条件】
第1次ラウンド各組の最終成績上位2チームと、各組3位のチームのうち、成績上位の4チームの計16チームがノックアウト方式の決勝ラウンドに進出する。
【B組順位表】(30日15時時点)
1ブラジル 2勝0敗 勝ち点5
2キューバ 1勝1敗 勝ち点4
3日本 1勝1敗 勝ち点3
4カタール 0勝2敗 勝ち点0
【メンバー】
■セッター
関田誠大(28、ジェイテクトSTINGS)175cm/71kg
大宅真樹(27、サントリーサンバーズ)178cm/77kg
■アウトサイドヒッター
高梨健太(25、ウルフドッグス名古屋)190cm/83kg
大塚達宣(21、早稲田大学4年)194cm/80kg
髙橋藍(20、日本体育大学3年)188cm/72kg
石川祐希(26、パワーバレー・ミラノ/イタリア)
■オポジット
宮浦健人(23、スタル・ニサ/ポーランド)190cm/87kg
西田有志(22、ジェイテクトSTINGS)187cm/89kg
■ミドルブロッカー
山内晶大(28、パナソニックパンサーズ)204cm/85kg
小野寺太志(26、JTサンダーズ広島)200cm/94kg
佐藤駿一郎(22、東海大学4年)205cm/95kg
村山豪(24、ジェイテクトSTINGS)192cm/82kg
■リベロ
山本智大(27、堺ブレイザーズ)171cm/69kg
小川智大(26、ウルフドッグス名古屋)176cm/67kg
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