29日、山梨県南アルプス市の畑で高級品種のブドウ、シャインマスカットおよそ150房が盗まれました。
被害にあったブドウ畑は障害者などと一緒に農作業をする「農福連携」のブドウ畑でした。
被害額はおよそ22万5000円に上ります。

29日昼ごろ、南アルプス市落合で畑を管理する40代の女性がブドウがなくなっていることに気づき警察に通報しました。

盗まれたのは、収穫前の高級品種、シャインマスカットおよそ150房で、被害額はおよそ22万5000円に上ります。


被害にあった農家:
農福連携でみなさんと作業しているので、いろんな人の思いがあるので1人で育てていない分、悲しくて切ない気持ち。
3日ほど前から畑の外からブドウの糖度を測っていましたが、被害には気付かなかったということです。

警察は異常がなかった今月22日からきのうまでの間に盗まれたとみて捜査しています。

南アルプス市でのブドウの大量盗難は今シーズン初めてですが、山梨県内では今年6月以降、各地でモモやブドウの盗難が相次ぎ、被害総額はおよそ800万円で、すでに去年1年間の1.6倍に上っています。