熱海土石流災害からの復興計画を検討する委員会が8月29日開かれ、具体的な施策を反映する「復興まちづくり計画」の最終案を審議しました。最終案には、今後も住民の意向などに応じ、適宜見直しを図るための組織を作ることを盛り込むことで了承されました。
29日は、これまでにまとめた「復興基本計画」をもとに、具体的な方向性を示す「復興まちづくり計画」の最終案が審議されました。
最終案では、被災エリアの住宅再建について、今年度中に調査や事業計画、国との協議などをまとめ、2023年度中には宅地や公共施設などの工事に着手。2025年度中に住宅の再建開始、というスケジュールが示されました。
<中島秀人 委員>
「復興委員会がきょうで終わるとその後につながっていく、要望や自分たちの意見はこの後どうなっていくのか教えていただきたい」
これに対し、市当局は今後も住民の意向などに応じ、適宜見直しを図れるよう、行政と住民が連携・協力体制をとるための組織を新たに構築するとしました。
<中島秀人 委員>
「本当にいい街にしてもらいたいですし、やはりできたときにみんなが笑えるような、今度住みやす街になることを願って私も頑張ります」
<斉藤栄 熱海市長>
「計画は作って終わりではありません。地域の皆さんと会話する仕組みをしっかりと、設けながらフォローしていきたいと考えています」
最終案は、29日の意見などを付け加えることで了承され、市当局は、9月上旬をめどに「復興まちづくり計画」を策定します。
注目の記事
思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

恒星間天体「3I/ATLAS」まだ“真の姿”を見せていない可能性…原因は「宇宙線による日焼け」か 太陽系外から飛来した天体の謎

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

【独自】旧統一教会の"財産移転先"天地正教とは 「弥勒菩薩は文鮮明氏」宣言から濃くなった教会の色...過度な献金要求を元信者が証言 二代目教主「乗っ取られた」旧統一教会の見解は【実態取材・前編】

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本

「すごい話題の宝庫」元新聞記者が限界集落で新聞社 地域密着の小院瀬見新聞「すばらしい過疎地」発信 富山・南砺市









